どこにも行けない

結局どこにも行けない

10/1

「良い人っていうのはどうでもいい人ってことでしょ」だなんて、何度も何度もそれらしく聞こえさせるために使われ続けた、もしくはそれらしく聞こえさせるために用意されたようなそのセリフで、私はその人ともう遊ぶことはないだろうなとハッキリと感じた。

そんなちゃちなセリフ言われて、あー結局そういう理解しかされないのかと。私の話したこともそれくらいの響きしか持っていないんだ。何かを伝えたいのに、どこから話せばいいのかわからない。そもそもこんなこと話したところで相手は興味なんてないんじゃないかと思い、話すのをやめる。相手のためを思ってなんて、とんでもないエゴをぶつけるようで恥ずかしいと思う。そういえば、このエゴという単語を使うのがひどく恥ずかしい、自己肯定感とか承認欲求とかも、恥ずかしいなと思う。そういうことを気にしているんだと人に気付かれるのが、思われるのが、私は恥ずかしい。

 

人に対して持っている優しさは、目に見える、たとえばツイッターでカジュアルな死にたいを連発する人への「大丈夫?」とリプライする程度のものだとしても、一定の人から優しい人だと認定されればそれは優しい人なのだろうか?

簡単にポーズをとって、優しいと思われる行動をとること、涙を見せること、それはただ自分をドラマチックに見せたいだけなのではないか。優しさはどこにあるんだろう。

優しさがほしい。他人に優しくしたい。できるだけ、本当の意味で。

9/19

いつもと違う電車に乗る。なんだか就活をしていたときの朝のことを思い出した。

渋谷での乗り換えに苦労するかと思ったがそんなことはなく、するすると目的地に到着。

乗り慣れた駅でも平日の朝だと全く違うものにみえる。駅に向かう人、出てくる人、朝帰りらしきカップル。かけこみ乗車してから名残惜しそうに駅構内の彼女に手を振り、見えなくなってからも駅構内を見つめていた。

 

知らない駅には水飲み場があり、サラリーマンが水を飲む。

 

横浜駅のクリスピークリームドーナツでオリジナルグレーズドとチョコカスタードとアイスティーで朝食。

新幹線改札前では待ち合わせをしているらしき人がちらほらいる。そわそわと動き回ってしきりに腕時計を確認する人、案内板をじっと見つめる人。待ち方も人それぞれだ。待たせる人もそれぞれ。

 

目的地に予定時刻より早く着いたので適当に歩道の端で本を読む。街路樹が植えてあり気持ち良い。毎日の午前中がこんな風に過ごせたらどんなにいいだろう。

仕事を済ませて、昼食でもと思うが、クリスピークリームドーナツがお腹の中でまだ存在感を発揮していたのでそのへんで水を買って駅構内のベンチで少しぼーっとしてから会社へ。午後出社。午後はあっという間に終わる。

 

帰宅して配達品を受け取り。人参と揚げとさつまいもの味噌汁、ご飯におすすめしてもらった佐賀の海苔ふりかけで夕食。映画をみているうちにウトウトして気づいたら23時。お風呂はいらなきゃとか思っているうちに日付が変わる。最近は保湿に力を入れている。なんとか朝お風呂入るのだけは避けたい。朝風呂だと時間に追われていろいろと疎かにしてしまう。それにそろそろ朝風呂で風邪をひく時期だ。

 

夜の高速道路を滑っていくような文章を書けるようになりたい。

日々の観察

友だちからの連絡。

「いま使ってるシャンプーなに?」

「秋は良い」

 

会社での会話。

「氷なくなった」

「いつも切羽詰まってる」

「どこかでお茶でもしよう」

その他たくさんの雑音

 

飲み屋のとなりの女性。

「バレたらどうしようって思ったけど、バレるならバレちゃえって気持ちに変わったんだよね」

「アイシャドウのラメが彼の頬でキラキラしてた」

 

 

9/18

歯磨き粉に美味しいとかあるのか?と思っていたが、確かにあるらしいということを最近知った。

会社で昼食後に歯磨きをするようになり、なんとなくOLの歯磨き粉こと(?)Ora2meを使いはじめた。美味しい。いや、美味しいというか不味くない。口に含んだときに嫌だと思わない。明らかに今までの歯磨き粉と違う。あと泡立ちが滑らか。歯磨き粉ってこんなに違うのか。となると、ますますAesopの歯磨き粉が気になってくる。自分で買うことはないだろうけど。

 

オーディオの下に絶縁体として10円玉を挟むといいということを知ってからしばらく経つ。昨晩やっと10円玉を挟んだ。たしかに低音が変に響かなくなったような気がする。うーむ素晴らしい。

 

毎年のことだが、秋は精神的に落ち込んでくる。なんでかなあ。私は四季の中ではおそらく秋が一番すきということになると思うんだけど、この精神的な落ち込みがあるので、歯切れの悪いすきになってしまう。やはりすきな季節が自分にはない。

 

使い始めて今年で3年目のaux paradisのオスマンサス、この匂いをかぐと切ない気持ちになるときょう気付いた。1年目はそんなことなかったのになぁ。2年間の思い出がこの匂いの中に詰まっている。そろそろこの香水ともおさらばすべきかもしれない。忘れた頃にまた使い出せばいい。それに、この香水はあまりにも有名になりすぎてしまった。すれ違った人と同じ匂いでいるなんて、苦手なあの子と同じ匂いでいるなんて、とても耐えられない。

そういうわけで、秋冬用の香水を探している。

 

きょうは仕事中に音が多すぎて耐えられませんでした。仕事が終わりません。任されたことをやり切れる自信がありません。うまく話せないことばかりです。

 

満員電車に乗るのも、出社のために早く起きるのも嫌だから会社の近くに住んだのに、あしたは満員電車に乗って、いつもより40分も早く家をでなければならない。朝ごはんは外で食べよう。

8/19-25、いろいろな不安

私は私のいないところで自分の名前が出ているのをたまたま耳にしたりすると、ああこれは絶対悪口言われている、これは自分の嫌なところを言っているに違いないと思って落ち込むタイプである。

の割に、あまり人のことを気にして生きているというほどでもないため、そう言われてしまうのもまあ仕方ないなと思う。実際は言われているかなんてわからないけれど。

もうこの年になると人間関係なんて深いものなんてほとんどなくて、会社の人間とて別にのらりくらりやり過ごせば良い。というか、割とドライな会社なので、そう思えるのだと思う。ありがたいことです。

 

兄が朝ごはんにフレンチトーストを作っているという話を昼間に突然思い出し、あしたの朝ごはんはフレンチトーストにしようと決める。帰りに卵を買ったんだけど、いつもより50円ほど高くて、でもここで卵を買わないとフレンチトーストは食べられないと思い、諦めて買う。

帰ってきて、作り置きのおかずを作り、ジンジャーシロップを作り、フレンチトーストを仕込む。あっという間に20時。サッと夕飯のラーメンを食べた。汁をこぼしてズボンとクッションが大分濡れた。クッションのカバーのみ先に洗う。

 

洗濯機を人からもらうことになり、あらゆる人から、あんなおじさんの大丈夫かと聞かれるが、どこにそんな問題があるのかいまいちわからない。もらえるのはとにかくありがたいことで、家電をもらうのはやらしいかしらとも思うが、お金はないので仕方ない。手土産だけはちゃんと用意しておかなければいけない。

 

東急ハンズに行こうと駅で降りたところで、きょうはハンズメッセ前日のため18時で閉店したことを思い出す。意味なく本屋によって、検索機で本を探し、場所やらなんやらが記されたレシートをプリントアウトしてウロウロする。目当ての本を見つけ、パラパラめくり流し見する。レシートはくしゃくしゃにしてポケットに突っ込む。何も買わず、他の店でインテリアなどなど見て帰宅。

 

平気なふりをして、いや、実際に何かが起こったときには平気だと思っているのだけれど、一人になると不安が頭をもたげてくる。あしたは月曜だ。

SUMMER SONIC2019でTHE 1975をみた

サマソニでみるのは2014年以来。あのときは割とすいてて前の方でも自由に踊れた。今回はパンパンだ。

 

今回のサマソニは個人的には2枚目のアルバム発売後初のライブだったわけだけど、ライブで聴いて思ったのはものすごく内省的な音楽になったなということ。

ファーストアルバムでは、自分と世界とのつながりはおそらく個人で認知できるごく限られた世界だったのではないかと。それが一気にスターダムを駆け上がった彼らの状況は目まぐるしく変わっただろう。彼らを踊れるバンドだと、イケてるバンドだと、そう思うファンがどれほど増えただろう。それが間違っているという話ではないんだけどさ。

 

今回のサマソニでのマシューは痛々しかった。叫んでいるのにどこにも誰にも届いていないような歌い方をして、バンド自身も閉ざされていた。もちろん暑くて酒を飲んで多少具合が悪くなっていたのはあると思う。でもステージで酒を飲むのはずっと前からだ。ワインとか。

あんなに大勢の人が見ているのに、誰もマシューを助けることができない。彼の声はどこに届いているんだろう?彼のメッセージは音楽にもステージ上の映像にも出ているはずなのに、誰もが"イケてる"としか認知していないのではないか?彼のメッセージを受け取ってくれる人はいないのか?

 

なぜだかひどく苦しそうに見えて、ファンが笑顔で踊っていてもマシューには、バンドには笑顔がない。それが彼らの今のスタイルだから?

あんなに叫んでいるのに誰も気づいてくれないのはどれだけ苦しいことだろう。叫んでいるのはわかるのに何を叫んでいるかがわからない。叫んでいることが多いからか、問題ばかりでその問題全てに吠えているからか。

 

彼らのステージは孤独でいっぱいのように見えた。誰とでもわかちあえるようでわかちあえない。

BB(Before BON)

シロクマがたくさん描かれたエプロンを着けているおばさまと2人きりのコインランドリーで、洗濯機からのソフト剤注入の合図を待っている。ソフト剤注入の合図はその時々によって微妙に時間が異なるので洗濯機の前で待っていなくてはいけない。先日はちゃんと合図を待っていたのに、本に熱中しすぎてソフト剤を入れ忘れてしまった。少しつらくなったがまあ仕方ない。今後気をつける。

座っている自分の後ろには乾燥機があり、中には放置された洗濯物。蓄熱を防ぐために10分に1度数回だけまわる。なかなか取りに来ませんね。はやく取りに来てもらえるといいですね。

いい加減洗濯機が欲しいと思う。どうにか8月、盆休みの間にでも家電量販店に行き洗濯機を購入したい。

 

盆休み前なので今週はいろんなことを手際よく済ませていかなければならず、しかし暑さゆえなかなか動く気にもならないため、夜21時を過ぎてやっと洗濯をする。盆は7日ほど帰省するため、その間自転車を駐輪場に置いておくのが不安になったので部屋に入れた。クロスバイク重すぎる。エレベーターにクロスをのせるのに手間取っていると、同じマンションの人が帰ってきてエレベーターのボタンを開けてくれて助かった。めっちゃサブカル女子って感じ。よくよく思い出してみるとAwesome City Clubの曲をまあまあの音量でヘッドホンではなくそのまま流しっぱなしでいたのでちょっと面白い。そして今コインランドリーで隣にいる。ウケる。

 

今夜は月がきれいに見える。