どこにも行けない

結局どこにも行けない

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好きな人には幸せになってほしい。私を傷つけた人にはそこまで幸せになってほしくない。脳内から消し去ることは難しい。消し去りたいんだけど。はやくいろんな人の記憶から消え去っていなかったことにされたい。そのために人間関係を切ったのにうまくいっていない。切り捨てたはずの人たちから連絡はやってくるばかりで、好きでたまらない連絡したい人には何と連絡をすべきかわからず過去のやりとりを遡ってばかりいる。あの人たちと一緒にいると自分の中で一番嫌いな許せない自分になってしまう。自分の問題で後で落ち込むというのが数年続いてどうしようもなくて離れることにした。自分の責任なのは間違いない。焼き払えたらいいのに。

 

俗に言う女たらしは嫌で、かといって女というものに対して幻想を抱いている人とも付き合えないかもしれないという話をきいた。たしかにどちらも付き合うのは難しそう。嘘をつく人も嫌だけれど嘘をつけない人も嫌だというのと似ているのかもしれない。

 

長い間感じていた違和感について少しずつではあるものの説明できるようになってきた。嬉しかったことも楽しかったことも悲しかったこともつらかったこともどう言葉にして伝えるべきかわからなかったけれど、それを伝えることが本当に少しずつではあるもののできるようになってきて、もどかしさが減った。人生が良い方向に進んでいるのだと思いたい。

 

夕飯を食べてからうたた寝している間にいくつか連絡がきていた。寝ているときほど連絡はくるような気がする。夜中に返信するのもはばかられるので朝にでも返信しようと思う。

 

きょうはコーヒーを飲まなかった。鉄道遺失物を販売しているところに置いてある本はなぜだか下巻が多いような気がした。