どこにも行けない

結局どこにも行けない

ヘビー級

寒くなり冬が近づいていくと同時に深い海に沈んでいく心地がする。底なし沼とも言える。とにかく沈んでいく。

街はにぎやかだ。ついていけないほどにぎやか。

海が深くなり光が届きにくくなるにつれ色が赤から黒に変化していく魚を思い出す。自分の意識もどんどん沈んで黒くなる。

 

まとまらない自分やまとまらない物事をどう折り合いつけてやっていくか。無理矢理にまとめようとすれば岡本太郎っぽくなるような気がする。他者が存在していないような。岡本太郎についての個人的なイメージです。

生活が本当にダメになってきていて、それまでどうやってまともに生活していたのかが不思議に思える。両親のサポートあってこそだったんだろう。一人では何もできないままではいられないし、どうすればいいかもわかってはいる。こうやって宵っ張りになってブログを書くのはまあよろしくない。

いろいろ知識は増えたとは思うけれど、全く知識がないということが同時にわかってきていて、やんなっちゃうねと思うけれどやはりいろいろ知るということは面白い。楽しい。そう思えるうちにいろいろと手を出していたい、というかずっとそう思えるままでいたい。時間がない時間がないと自分に言っているけれど実際はだらりとする時間が多すぎて、例えば起きてからベッドを出るまでに1時間以上かかってしまうだとか夕食後たいして面白くもないテレビをだらだらみてしまうとか、そういうことが積み重なった結果自分のやりたかったことが後回しになっている。テレビすきなんだけど、みていて心がすり減ることもよくあるので録画したものをみればよかったなとよく後悔する。無駄な時間がどうこうということではなくもっとすきなものにその時間をあてたいねという話です。

 

帰宅して夕食をとってから手ぶらで家を出た。夏はさすがにポケットがないことが多いので手ぶらでは出られないが冬はコートを着られるのでいい。薄手のロングガウンコートのポケットに小さい財布と携帯とウォークマン、家の鍵をいれて、薬局でクエン酸を買い、そのクエン酸もポケットにつっこんだ。そのまま映画館で「生きてるだけで、愛」をみて(ここ最近みた映画で一番だった)終電でまた帰宅。

有意義な木曜の夜になった。だいぶヘビーな感じになってしまって今週末は消化試合になりそうだ。