どこにも行けない

結局どこにも行けない

落とし穴

最近は楽しいこと、嬉しいことが続いている。こうも続くと、今後とんでもなく悲しい出来事やどうしようもない失敗が発生もしくは発覚するんじゃないかと不安になる。しかしよくよく考えれば2週間ちょっとの苦しい期間を終えて楽しいことを行なっているので問題はない気がする。いや、どうなんだろう。いつだってどこかに落とし穴がある気がしている。その落とし穴は他人によるものというより、自分で掘ったものだ。墓穴。自分がちゃんとしないから、何もかもが中途半端だからそうなる。詰めが甘いんだ。いつもそう。自分の不甲斐なさばかりが目立つ。それを隠そうと浅はかなことばかり話してしまう。話せば話すほど浅はかさが露呈する。アホなのか。

 

私は割と困っていそうな人がいたら声をかけるんだけど、それは後でそのちょっとした行動をとれなかった自分が嫌になるからだ。声をかけるとか、一緒になって何かを探すとか、その簡単な行動ができなかった自分が嫌になる。恥ずかしくなる。ちょっとしたゴミを拾ってすぐそばにあるゴミ箱に捨てる、そんな簡単な行動を億劫だと思ってしまう自分が嫌だ。それは自分の中で整理をつけたいことだからやる。それなのに、人に感謝を求めてしまう自分が時に現れてまた嫌になる。感謝されないと憤るなんて傲慢だと思う。傲慢な人間になってきた。ダメだ。

 

生きやすい方向にシフトしようとしていて、それはつまりあらゆる問題について考えないとかあらゆる問題を目に入れないとか私の中ではそういうことなんだけど、そんなの間違っているんじゃないかと思う。そりゃあもちろん私が考えたところでどうしようもない問題ばかりだけれど、それでもないことにするよりは良いと思っている。本当に?どうなんだろう。

もっとあらゆることから目を背けて、表面をなぞるくらいがいいのかな。そんなことないって思うし、そうしたことに後で気づくととんでもなく嫌な気持ちになるのに。それでもあらゆることに思い悩んで一杯一杯でいるより、たまに自省するくらいでいたほうがよっぽど人生を順調に進んでいける気がしている。自分のやっていることは全て遠回りなことばかりなんじゃないか。そもそも何でそんなにつらくなってばかりいるのか謎だ。ちゃんと寝てほしい。ただただ考える前に予備知識をいれてほしい。あらゆることが足りていない、本当に、何もかも。

 

夏の間にたくさん本を読んでおきたかったのに、一番最初に読み始めたフラニーとゾーイーが全く進まない。困った。