どこにも行けない

結局どこにも行けない

朝起きてまた寝落ちしてしまったことに気づく。目元がかぴかぴした。

昼まであっという間で、何も食べずいた。午後に出社する予定があったので、着替えて会社へ。しかし予定していたものが届いておらず、メールチェックと電話をして帰路へ。スーパーによって果物と野菜を買い、帰宅。また仕事。在宅が来週まで延長された。

夕飯はちゃんど作った。えらい!久しぶりの味噌汁。おいしかった。夕飯を食べ終えるくらいに友達から電話がかかってきて、1時間ほど通話した。

BBHFのYouTube配信をみながらお酒を飲む。

Galileo Galileiというバンドは私の青春時代の音楽だった。どこにも馴染むことができずにいて、それをどうにかしようと模索していたのに、自意識がそれを阻んで、とにかく教室で一人でいた。音楽をよく聴いていた。私は現実よりもその音楽の世界に何とか逃げ込もうとしていた。「PORTAL」というアルバムには現実とは全く違う、どこかファンタジー感漂う世界がはっきりとあるように思えて、その世界の中にいる誰かをずっと見ていた。それでも、その世界には自分は行くことができなくて、その世界を自分の目で見ることもできなくて、それがひどくもどかしく、同時に悲しかった。今でもGGやBBHFの音楽を聴くとそう感じる。彼らの見ている世界を私は間接的にしか見ることができない。できるなら彼らと同じ目で見たいと今でも思っているよ。

誰かになることはできない。

彼らが過去の延長線上にいて、GGの時代をなかったことにしないでいるのが嬉しかった。私もあのつまらなかった学生時代をなかったことにしないで、ちゃんと受け入れられたらいい。忘れてしまうのは仕方のないことだとしても。

 

暑い時期に温泉に入る心地よさを思い出している。熱海や伊豆に行きたい。水着をもって。