秋雨前線の影響により雨が続いており、気温も下がってきた。雨で冷えた体を休めるべく、私は店へと入っていったのである。
店は寂れた商店街の一角にある。
最近できたというこじんまりしながらも若者に人気がでそうな白を基調とした洒落た店である。コーヒースタンドなるものだ。馴染みの彼女に似合いそうな店である。彼女の漂わせる柔らかな雰囲気とフローラルな匂いを思い出し、店での注文はフローラルな香りのコーヒーに。
店主がハンドドリップで淹れているのを横目に店内へと漂う香りを楽しむ。
テイクアウトコーヒーよろしく出てきたそれを受け取り、やけどしないようすする。
彼女の髪は柔らかく艶やかでいつだって私の心を引きつけてやまない。いつもフローラルな香りを漂わせている。その髪の向こうには色白で柔らかな肌、桜色に染まった頬がのぞく。彼女の濡れた瞳に吸い込まれるように手を伸ばす。
そんな味のコーヒーだった。
以上です。ちょっと違うかな。アドバイスお願いします。