どこにも行けない

結局どこにも行けない

ドシー恵比寿

4連休2日目の夜、このまま何もしないで終わっていくのかと思うと、どうしようもない気持ちになって、サウナで話題のカプセルホテル、ドシー恵比寿に泊まることにした。

 

22時過ぎの恵比寿駅は飲み屋のはしご途中のような、とにかく若い酔った人が多くて、人の熱気と梅雨の湿った空気が肌にまとわりついて気持ち悪かった。

ドシー恵比寿はJR恵比寿駅から徒歩で3分ほどでつく。素晴らしい立地。

受付を済ませてロッカーに荷物を置き、サウナへ。

広い洗面室の奥に、ロッカーと個室のシャワールーム、さらに奥にシャワールームとサウナ室。洗面室にはウォーターサーバーが置いてある。

「シャワールーム・サウナ室のところにあるロッカーの鍵は受付で荷物を置いたロッカーの鍵と交換」と、どなたかのブログで読んだけれど、私が行った時はシャワールームのロッカーには鍵が最初からささっていて、自由に選んで使えた。

シャワールームで髪と体を洗う。タマノハダのオリジナルのアメニティー。引越してきてからしばらくの間はタマノハダを使っていて、匂いは違うはずなのにその時のことを思い出していた。知らない街にきた時の心細さとシャワーを浴びた後の肌寒さ。そういえば、タマノハダを使い始めたきっかけは、ナインアワーズに泊まった時に使って気に入ったからだったな。

体を拭いて、サウナ室へ。サウナマットは使い放題。床は滑りやすいので注意。しかし、よく見ると床には滑り止めシールのようなものが貼ってあるので、その上を歩けば滑ることなくいける。

サウナ室には誰もいない。音もない。柔らかな明かりがあるだけ。ロウリュしてみる。サウナストーンに水をかけた時のあの音は確かに良いものだった。砂時計をひっくり返して、じっと座る。肌にまとわりつくような汗。

水風呂ではなく、TOTOのウォーターピラーというシャワーを浴びる。一本の水が上から落ちてきて、その水は跳ねることなく肌を滑り落ちていく。これは新感覚。個人的には30℃がちょうどよくて、これを浴びるためだけにサウナに入った。水が滑り落ちていく感覚は本当に気持ちいい。圧はなく、ただ柔らかく水がするする落ちていく。

誰もいないサ室で寝転び、間接照明に照らされる自分の腹部を見ながら、なぜかそのタイミングで整った。謎のサウナ体験だった。

 

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