どこにも行けない

結局どこにも行けない

別れた話

恋人と別れ、ああもういろんなことに気を揉まなくていいんだと思うとホッとした。常に連絡をしなくちゃいけないかもしれないという焦りから解放された。別れを切り出したのは相手からだった。間違いなく悪いのは私のほうだ。

会った瞬間に「痩せた?」と聞いてきたけれど痩せたんじゃなくてやつれたんだし、前髪を切ったからいつもと違って見えたんだよ。元恋人は気づかなかったけれど、2週間ぶりに会う人たちは気づいてくれた。多分だけれど、元恋人と私は合わなかったんだろうな。

 

ここ数年間にも何人かと付き合って別れた。大抵がワクワクもなくただ存在するだけといった感じで、ワクワク感の伴うお付き合いは1人くらいだったと思う。会うのが億劫に感じ、ストレスになるのはなぜだろう。18歳あたりからは本当に恋愛がそばにあり、好意を向けたし向けられた。にしても本当に連絡を取り合うのが苦手すぎる。即レスされると戸惑ってしまうがそれが普通なんだろうなと思う。なんとか頑張って即レスすることもあるが10分続けるのでもう限界だ。そもそも無理だからさ…。SNSの発展には感謝したいが最近開催されていたSNS展の展示のようにはあまり思わない。煩わしいと感じることの方が多い。

 

恋人と別れたことで、ああいよいよ私はこの土地から離れるんだろうなと強く感じた。新しい場所の住所、都道府県以下についてはもう両親以外には教えたくないと今は思っている。いや、もしかしたら本当にごくわずかいる友人数人には教えるかもしれない。わかんないけど。

新しいことがしたい。