どこにも行けない

結局どこにも行けない

3月最後の金曜、桜、夜

3月最後の金曜。午前中は在宅だったが、午後は諸々の確認のため出社した。2点校了をし、月曜の準備をした。

きのう採血された場所が痛む。血管が細いらしく、いつも採血される時にはかなり探すことになる。そしていつもの右腕の場所に。毎回のことだけど翌々日くらいまで採血されたところがチクチク痛む。慣れない。これは多分自分の体の方が問題なんだろうな。中学生くらいの頃、初めて採血されたんだけど、その時かなり痛い思いをしたので今でも採血が怖い。今回は一回で済んだのでありがたかった。

 

この時期だけは遠回りになっても桜並木の道を通ろうと思う。もう満開、夜でも桜はきれいだった。のんびり歩く。体もなんとなく重いし。同じように桜を見ながら歩いている人、ランニングしている人、足早に駅に向かう人、子どもを後ろに乗せ自転車で走る人。いろんな人とすれ違う。普段の生活でのんびり歩くことが少ないからか、いろんな人がいるなあ、自分が知り得ない生活がたくさんあるなあ、という気持ちになり何となく寂しくなった。私はきょうも変わらず一人で、そして体調が悪い。

 

金夜なのでいつもは行かないところに行こうという気持ちと、一人でいるのが何だか寂しくてまだ帰りたくない気持ちから、Pebbles Booksという本屋に行った。初めて。文京区らしい坂が多い住宅街の中にあった。

https://www.pebblesbooks.com/

個人的には好きな選書で、棚をじっくり見て本を買った。最初は疲れからか本を選ぶ目が濁っていて、目が棚を滑るばかりだったが、一冊良い本を見つけたところから本が目に留まるようになった。平置きも棚もどちらもとても良い。2階から階段を下る途中にも棚があり、そこに日記関連の本があるのが特に良かった。あの位置にあの小さな棚にあの本たち。心くすぐられる配置。この日は3冊購入。またここには来ると思う。