どこにも行けない

結局どこにも行けない

3/7 - ブックカバーが使える間に

ここ最近はずっとサリンジャーを読んでいる。自分の足りない頭では理解するのに時間が掛かるため、もうずっとそれほど分厚くもない文庫本を持ち歩いては開き、電車で座っては開きを続けている。本屋の名前が印字された紙のブックカバーの端がすり切れてきている。このブックカバーが使い物にならなくなる前にはなんとか読み終わりたい。

 

そういえば最近映画「天気の子」を観た。冒頭主人公の少年が村上春樹訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」(おそらく新書判)をカップ麵の重しにしているのが何度が描かれているが、それが居場所を見つけてから描かれていないのが個人的に一番印象に残った。家出少年が居場所なく東京の街を彷徨う(ホールデンの場合は自身の馴染みあるNYを彷徨っていた)。その主人公少年の家出理由なんておそらくそこまで大したことないんだろうなと思った。「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を持ち歩くあたり、とにかく彼がいたその場所と折り合いがつかなかったんだろう。居場所見つけられてよかったね。世界がどうなろうが、個人の幸せを優先するなんてね、甘美な物語だわ。

 

最近は週末があまり楽しみではない。

週末になると誰かと会ったり過ごしたりする場合が多いため、何となく疲れる。いろいろと向いていないんだと、自分自身の嫌なところにばかり目が向いてしまう。みんなこんなことないんだろうか。自分の嫌なところも他人の嫌なところも全てにどうしようもない気持ちになって、自己嫌悪に陥るのを外出して人と話すたびにやっている。ああもう「生きづらそう」って言葉はかけられたくないな、気が滅入る。例えそう言われなくても大抵気は滅入っているんだけど、より気が滅入るんだよな。

自分自身が誰かの重荷になってしまうのが嫌だ。そんなことになるくらいなら孤独でいたい。

3/1 - 肩書きは何か

さて、3月である。

2月から休職期間に入り、引越しをした。引越し作業というのは思っていたよりも簡単なもので、自分が持っているものを円グラフにした時、想定していた通りの割合であった。本と洋服とそれ以外。本さえ詰めてしまえば、あとは適当に放り込んでおくだけだった。一番大変だと思ったのは、冷蔵庫内の食材をうまく使い切ることだった。現在食欲というものとはかなり離れたところにいるため、何かを食べるということが難しく、何とか料理を作っても食べることができない。保存できるような食べ物は全て持ってくるということとなった。家具とよべるようなものはほとんど持っておらず、持っていたとしても折り畳みできるようなものが中心であったため、本当にあっさりとしたものだった。

3月の引越しシーズンより少しずれた時期であったため、Wi-Fiの開通にもさほど時間を要することなく、転居届などの役所手続きもすぐに終わった。前に引越してきた時なんてもう何時間待ったか覚えていない。文庫本を半分読み終わる程度には時間が掛かったはずだ。最近の役所は呼び出しをメールなどで通知してくれるので便利だ。

 

肩書きは会社員ではあるが、気分は無職である。これを機に無職転生などのいわゆる「なろう」系のものでも読んでみるかと思い、某サイトを覗いてみたが無意識に赤入れをしてしまい、かつさほど面白いものに出会えなかったため、やめてしまった。やたら体言止めを使うのは何でなんだろう。面白い作品に出会えるのはまだ先か、はたまた運が悪かったのか。アニメはこれからやる気が出たら観てみようと思う。

3月も休職が延長となった。

そういえば最近ハートのビックリマークの絵文字を使っていない。

2/4 - きょうもきょうとて眠れない

眠れないまま4:30になった。眠気はあるのだが、うまく眠ることができない。

 

また休職している。今度はしっかり1ヶ月とちょっと。

 

最近はやたらお好み焼きを食べている。元々お好み焼きは好きだし、もんじゃも広島焼きも豚平焼きも好きだ。たこ焼きだけ少し苦手。広島焼き(広島の人にこう言うと怒られると言いますが本当なんですか?)は先日初めて食べた。かなりボリュームがあるので、食べる時は心の準備が必要だと思った。お好み焼き等々を食べたいと思う時、それは大抵ソースとマヨネーズが食べたい気がしている。あの甘辛いとろっとしたソースとマヨネーズの組み合わせは最高ですよね。でもこれだけ食べるのは違うのでお好み焼きのあの部分は必要なんだ。お好み焼きが先に生まれて後からソースが生まれたのかな。いやまあお好み焼きが先なんだろうけどさ…。

 

今観ているテレビで出たなぞなぞが面白かったので書いておきます。

Q 今ではなく後で食べたくなる魚はなんだ?

心療内科に窓は見当たらなかった(本当に?)

6月の土曜に心療内科へ行き、診断書をもらった。いくつかの質問と採血。採血後に腕を押さえておかなかったので、青あざになった。毎度ながら採血はなかなかスムーズにはいかない。

 

「疲れ」だと決めてないがしろにしてきたこと(以前より味がわからないこと、夜眠りたいのにうまく眠れないこと、漠然と消えたいと思うこと、ひどい耳鳴り、本が読めない、メールを読んでも理解するのに時間がかかる、気圧関係ない頭痛、めまい、寝る前の嘔吐)がここにきてやっとそういうものだったんだと気づかされた。

楽しみにしていたはずのライブ、楽しみだと思っておらず、前日にやっとライブのことを思い出すほどいろいろなことに興味がなくなりつつあった。そしてそのライブをみているとき、ふともうどうでもいいやと思ったのがきっかけとなり、その日は涙が止まらずなかなか眠れなかった。寝て起きた時にはどうにかなっていると、そう信じるしかなかった。よく言うコップの水が溢れてこぼれているわけじゃないんだ、たまたまこうなっているだけで、水は溢れてなんかいないと思いたかった。翌朝も涙が止まらなかったので、会社を休んだ。そしてすぐに行ける心療内科を探し、予約をとり、冒頭になる。

 

2週間休みをとった。月曜に人事に電話をして、仕事の進行について部署内にメール。休んでいるってのに電話もメールもきたyo。仕方ないので少しだけ仕事をする。何だかんだ毎日メールチェックもした。よくない。このような状況であったので、本当は数カ月という単位で休職したかったが、仕事の都合上難しかった。

何をするのにもひどく疲れてしまうので、1日の半分以上はベッドの上で過ごした。電話もメールも疲れる。体をうまく運べない。そのくせ本を3冊も買ってしまった。読めるはずもないのに。

2週間後、仕事に復帰したが、上司にお願いしていた仕事には数多の小さなミスがあり、尻ぬぐいに追われることとなった。仕事の量は変わらない。増えたのは在宅勤務の日だけだった。来る日も来る日も仕事に追われ、薬を飲んで、たまに泣きながらどうしようもない不安をいなして、そうしている内に転職を決めた。

今は新しい会社で仕事をしている。給料も上がった。心療内科には相変わらず通っているが、睡眠薬は必要なくなった。もう二度と、あの2週間と同じようにはなりたくないと強く思う。そうならないようにするのは自分次第だ。

 

※どうでもいいが、これを書きだしたのは6月で、その後何度もこのことについて新しく書いてみたりしたが、これが一番しっくりくきた。大量に残っている下書きの処分に迷っている。

2021年春夏のよかったもの

だんだん涼しくなってきた。9月上旬はまだかなり暑いイメージがあったが、今年は涼しい。長袖がちょうどいい感じになってきた。ロンTショーパンという格好が一番楽しめる時期だ。

さて、よかったものを久しぶりに記録しておく。

 

・トリガーポイントのフォームローラー

Amazonのプライムセールで買った。なんかみんなコロコロやるだけでかなり体が楽になると言っていたので、在宅勤務でバッキバキになった体をほぐすために購入。めちゃくちゃいいです。足のむくみも取れるし、胸椎とか大胸筋とかのあたりをほぐすと、いつもより呼吸の時入ってくる空気が多くなる気がする。体が丸まって呼吸が浅くなりがちなので、これでリラックスした体を作っていきたい。 

 

・OSAJI Ryo シャンプー/コンディショナー

やっぱり春夏はスースーシャンプー使いたいじゃん?個人的ベストはジョンマスターのものなんだけど、それだけでなくいろいろ楽しみたい。シャンプーを常時3種類置いていて、2種類は固定、1種類はその時の気分で変えているんだけど、今回はこのRyoというものにした。良いスースー感。そしてシャンプーしただけでサラサラになる!コンディショナーいるのか?と思ったくらい。匂いもさっぱりしていて好みです。コンディショナーしてる間に頭皮がスースーしてきて気持ちいいです。

 

・uka ネイルオイル24:45
プレゼントでいただいたもの。ずっと欲しいなと思っていたけれど、特に急ぎでもないしなんとなくオシャレだしテンション上がりそうだからという理由だったので、購入を先延ばしにしていた。あと自分で買うには少し高い気がして…。自分も誰かへのプレゼントでこのネイルオイルを選ぶことはあるんだけど、自分には買っておらず…。何かタイミングがあったら欲しいもののひとつ。そういうものって結局買わなかったりするよね。甘くて気持ちが和らぐ香り。そんなに強く香らないけれど、自分の手からふわっといい香りがすると癒される。ささくれ防止がてら塗っていたら指先が本当に美しくなった。手元がきれいだといい気分になるね。これは自分でもリピートしていこうと思う。

 

・シルクのナイトキャップ

梅雨の時期に髪がわさっとなるのを抑えたくて色々調べた。シルクナイトキャップを被って眠ると翌朝の髪がまとまるという情報を得たので、アマゾンで安い1000円くらいのものを試しに買ってみたところ、翌朝寝癖がない+髪がまとまる+アホ毛も抑えられると良いことだらけ。推しイメージカラーの水色を買ったので被るとまじ執刀医になる。

 

・推しグッズ

癒される。こういうものを自由に買えるので大人になってよかったなと思う。推しグッズが目に入るところにあるだけで在宅勤務の癒し。最高。推しは最高。推しを摂取すると体温が上がり血流が良くなり健康になり精神的にも満たされる。

 

・ナイキペガサストレイル2

ゴアテックスの黒いスニーカーを探していてやっと見つけた!自分のサイズは割とセールにかかりやすいサイズっぽい。ありがたいですね。これで安心してフェスに行ける。フェスに行く予定はしばらくありませんが…。このスニーカー見た目もかっこよくて、フィット感もあるしクッションも良い。歩いていて疲れない。良さを実感したのは高尾山に登った時だった。地面を掴んでいる感じがしてとても歩きやすかったです。タイルなどの上を歩くとかなりの確率で滑るのでそこだけ注意する必要がある。

 

・ナイキエアズームペガサス37

ランニングはじめました!長年陸上をやっている友達と一緒に買いに行った。そして一緒に走ってもらってる。走る時の服装が黒とか白に寄りがちになる気がしたので、シューズはピンクにした。走りやすい。コンクリートの上を走ることが中心かつ初心者なのでクッション性を重視しました。これを履いて走ると気分が晴れるので良い。

 

・シルクシャツ黒

シルクって扱いづらいイメージがあって避けていたんだけど、まあ試しに買ってみた。肌触り良いし風の抜ける感覚も良いし気に入った!洗濯機で洗っているけど今のところ問題なし。アイロンかけるのが面倒だけど、時間ある時にやるならまあいいかなって感じ。一時期は週1くらいで着ていた。黒のシャツでもシルクだと程よい光沢感と柔らかさがあって合わせやすい。困った時につい手に取ってしまう。

 

・「思えば遠くにオブスクラ」上・下

漫画。秋田書店から出ていて、著者は靴下ぬぎ子さん。今年買ってよかった漫画。ドイツに移住した主人公が人との交流を通じてこれまでの自分から良い意味で変化していき、それを受け入れていくまでの過程がとても好き。おいしそうなご飯もたくさん出てきてお腹がすく。この漫画に影響されて1週間くらいKaltes Essenしたしジンジャーシロップを作った。

 

・「女の園の星」2巻

めちゃくちゃ面白くないです?読みました?これから初めて読む人がいるなら羨ましい。「恐れ入ります」って単語を見かけただけで笑えてしまう。先日LINEスタンプも買いました。今のところ母にしか送ってません。機会がないので…。

 

LOVELESS(My Bloody Valentine)リマスター盤

知らない音が聴こえた。びっくりした。すごい。

 

・KINTO ウォーターボトル

保温も保冷もしないボトルがほしくて購入。私はかなり水分を摂るタイプなので、こういうボトルが手放せない。飲み口の大きさが絶妙だし、パーツも単純で洗いやすい。持ち手みたいなところがついているのが個人的には好きなポイント。色はスモークを買った。透明感があって、お水いれて置いておくだけで佇まいがすてき。

 

以上、現時点で思いつくもの。おすすめです。

7/27-現状

銭湯に行った帰り道から体調が悪い。その日はほとんど眠れなかった。それでもまあそんなに悪化することはないだろうと思っていたが、暑さにやられたり、何かいろいろ考えすぎることが重なってしまい、何となくずっと体調が悪い。そして初めて電車酔いをした!友達にお水買ってきてもらってホームで休憩したらどうにかなった。友達が一緒にいてくれて良かったよ。一人だったらあのまま動けないままか、もしくは真昼間のホームで嘔吐していたかもしれない。スマホを渡してお水を買ってきてほしい、と頼んだが、その後、指紋認証がなければお水を買えないということを思い出した。そんなこともわからないほどには具合が悪かった。

とにかく眠ることで何とか少しずつ回復してきていたが、オフィスに行くことでまた少し悪化した。しかしあと1ヶ月で、出社もあと5〜6回程度なので頑張る。台風が来るとのことなので、食料品を買い作り置きをした。しばらくは調理をせずとも何かしらすぐ食べられるようにしておきたい。体調が良くなる兆しが見えない。ある日突然良くなるかもしれない。薬を飲み、水分を摂り、よく眠ること。

自分のような人間を面白がってくれるわずかな他人を大事にしたいはずなのに、それができない。思うようにことは運ばないので、誰かと関わることを避けてしまう。

6/7 - 人には人の地獄があったりなかったりする

ネタバレに配慮してほしいというツイートから始まった本誌派・単行本派・アニメ派の論争を皮切りに、どのアカウントを覗いても、どのリストを覗いても地獄が展開されていた。これは別にこのネタバレに関することだけでなく、承認欲求的なものであったり、自分は受け入れられないようなお気持ちツイートであったりする。人には人の地獄。私の友達は特に地獄はないらしい。地獄がない人もいるのか。当たり前のはずなのにすっかり抜け落ちていた。

 

日曜の夜にお風呂に入りながら、翌日の仕事量を思い出して、土日にやっておいた方がよかったなと後悔するということを最低でも月2回はやっている。賃金も出ないのに土日にやる意味とは?と思う。だからやりたくない。助けを求めたいところなんだけれど、どうにも誰にも振れないという感じが続いている。要領が悪いのかとかまた別の悩みが頭をもたげてくるものだから、一向に進まない。相談らしきものをするにも話術が足りない。そしてこの仕事を振るにあたってまた説明して…という工程を考えると自分でやった方が早いよなという考えに落ち着いてしまう。これって仕事できないやつの考えるパターンでは?そうやってグルグルと考えてしまうものだから、自力で考えることにストップをかけて目の前のことをやる。洗濯物を取り込む。畳む。仕事のことを考える。ストップ。畳んだ衣類を仕分ける。片付ける。ついでに部屋を片付ける。PCが目に入って仕事のことを考える。ストップ。

こうして何か書いている方が気が紛れる。