どこにも行けない

結局どこにも行けない

心療内科に窓は見当たらなかった(本当に?)

6月の土曜に心療内科へ行き、診断書をもらった。いくつかの質問と採血。採血後に腕を押さえておかなかったので、青あざになった。毎度ながら採血はなかなかスムーズにはいかない。

 

「疲れ」だと決めてないがしろにしてきたこと(以前より味がわからないこと、夜眠りたいのにうまく眠れないこと、漠然と消えたいと思うこと、ひどい耳鳴り、本が読めない、メールを読んでも理解するのに時間がかかる、気圧関係ない頭痛、めまい、寝る前の嘔吐)がここにきてやっとそういうものだったんだと気づかされた。

楽しみにしていたはずのライブ、楽しみだと思っておらず、前日にやっとライブのことを思い出すほどいろいろなことに興味がなくなりつつあった。そしてそのライブをみているとき、ふともうどうでもいいやと思ったのがきっかけとなり、その日は涙が止まらずなかなか眠れなかった。寝て起きた時にはどうにかなっていると、そう信じるしかなかった。よく言うコップの水が溢れてこぼれているわけじゃないんだ、たまたまこうなっているだけで、水は溢れてなんかいないと思いたかった。翌朝も涙が止まらなかったので、会社を休んだ。そしてすぐに行ける心療内科を探し、予約をとり、冒頭になる。

 

2週間休みをとった。月曜に人事に電話をして、仕事の進行について部署内にメール。休んでいるってのに電話もメールもきたyo。仕方ないので少しだけ仕事をする。何だかんだ毎日メールチェックもした。よくない。このような状況であったので、本当は数カ月という単位で休職したかったが、仕事の都合上難しかった。

何をするのにもひどく疲れてしまうので、1日の半分以上はベッドの上で過ごした。電話もメールも疲れる。体をうまく運べない。そのくせ本を3冊も買ってしまった。読めるはずもないのに。

2週間後、仕事に復帰したが、上司にお願いしていた仕事には数多の小さなミスがあり、尻ぬぐいに追われることとなった。仕事の量は変わらない。増えたのは在宅勤務の日だけだった。来る日も来る日も仕事に追われ、薬を飲んで、たまに泣きながらどうしようもない不安をいなして、そうしている内に転職を決めた。

今は新しい会社で仕事をしている。給料も上がった。心療内科には相変わらず通っているが、睡眠薬は必要なくなった。もう二度と、あの2週間と同じようにはなりたくないと強く思う。そうならないようにするのは自分次第だ。

 

※どうでもいいが、これを書きだしたのは6月で、その後何度もこのことについて新しく書いてみたりしたが、これが一番しっくりくきた。大量に残っている下書きの処分に迷っている。